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逸話と伝説

逸話と伝説

第二次世界大戦中の1945年3月、アメリカ軍艦キャボットが乗組員に目的地を告げずに航海を続けていました。

レーダー担当の若い士官が、同乗していた著名な従軍記者のアーニー・パイルに艦の目的地を知らないかと尋ねると、問いに答えずライターを借りるとそのジッポーの底に何か文字を刻み、ポケットにしまえ命令があるまで見てはいけないとライターを返しながら告げたのです。

30分後、命令に注意するようにという合図があったときにこの士官が自分のライターの底を見ると、TOKYOという文字が刻まれていたアメリカ軍による、日本本土への最初の攻撃を予告していたのです。

このジッポーはパイル没後も、彼にライターを貸したレーダー担当士官によって愛用され続け、1961年にジッポー社の広告でどんなに古くても、無償で修理しますというメッセージと共に紹介されたのです。

なおこのジッポーは1992年にワールドフォトプレスの今井今朝春が対面した時も、元の所有者はすでに亡くなり彼の夫人が所有していたが点火できたと言います。

アメリカ陸軍の戦闘機パイロットは、夜間に敵機の攻撃で電気系統が破壊され照明が失われた機体の中で、ジッポーライターを灯し計器盤を読み取ったのです。

この機転により同機は無事にアメリカ軍基地に帰還したのです。

なお第二次世界大戦当時は、ジッポー社にとっては米軍という大きな市場を得たのと同時に、米国内の一般向け市場にはライターを卸せず市場から忘れ去られる危機を蒙っていたのです。

この中で同社は、雑誌広告で4個10セントの専用フリントと専用オイルで国内ユーザーのジッポーライターを長持ちさせてくださいと雑誌広告などで呼びかけていたのです。

同社の成立当初から企業のノベルティグッズとしての路線を開拓し積極的に商品提供をしてきたため、様々な企業名の入ったバリエーションも多数見られる。

喫煙具としての性格から、タバコ関連のノベルティグッズとしてマルボロやキャメルのロゴを入れた製品群や、燃料の石油製品繋がりでケンドールやブリティッシュ・ペトロリアムのロゴの入ったものなどが有名です。

ジッポー社は最初のノベルティモデル以降「ヴェスト・ポケット・コンタクト」と題した企業向けパンフレットを作成、自社製品がユーザーにとって役に立つ道具として携帯され、好んで利用されるであろうことを、その際に企業広告のついたものであれば使うたびにその企業を意識するであろうことを指摘しのです。

1992年の時点では、約40%がこういった企業宣伝用の製品である言います。

その中では、現在では子供向けのイメージ戦略から考えられないことではあるがウォルト・ディズニー・プロダクションが提供していた例もあるという(後の1980年代に禁煙運動の高まりから廃止)。 

なおジッポー社は、1980年代より短期間だがコンテンポ(Contempo) というガスライターのモデルを販売したこともあります。

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